Koy's blog

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2014年10月21日火曜日

子供の集中力が教えてくれる、自分の「好き」を見つける秘訣。

子供はいつだって大事なことを教えてくれる。まるで先生みたいだ。

例えば、どんな環境でも自分の「好き」に忠実で夢中になれる「集中力」。
ウチの息子の場合はドローイングに驚異の集中力を発揮する。

そういうことを書こうと思って、ググってみたら、予想外に「集中力がなくてどうしたものか」で困ってる親御さんが沢山いた。

サクっと流し読みしてみたら、要は親のエゴ的に「これをさせたい」という要望が先にあって、それに「集中」出来ない子供についての悩みが多かった。

そりゃ、無理だろうなぁ。。。。


いい歳のボクだって、全く興味が湧かないことを他人から指示されたら全身から力が抜けちゃって、とても集中なんて出来ない。

もちろん、世のママパパ達は善かれと思ってるのは間違いないけど、子供の持つ高度な「これはツマラン」センサーには適わない。

気が多くて、あちこちに注意力が散漫している子だって、「他に何かオモロいことはないか」って高いレベルの集中力を発揮していることだと思うから。

子供が何かに夢中になってる姿は、多くのインスピレーションを与えてくれる。
先ず、ボクは何が好きなんだろう、などと言う事は考えていない。

目の前にあるモノに反応しながら、自分のツボにハマるものを徹底的に手を出してみる。
そして、ストンとハマるとずっとそれに夢中になっている。

翻って、ボク個人の例だけれど、フリーになってから自分のしたい本当に好きな事は何だろう、と自問を続けている。

心の底では「好きな事」に理由なんて無いと思ってる。
変な例だけど、大好物のカレーライスだって、お袋の作る餃子だって、ロジカルに考えて、探して、そして理屈で好きになった訳ではない。

ただ「出会っただけだ」。

大人になって、好きな事に「出会う」秘訣はなんだろう。
どうやったら夢中になって、時間を忘れるほど集中出来るものに出会えるのだろう。

先日、お客様として出会った50代のダンディな男性とお話しする機会があった。
世界各国で展開する企業を経営されている方で、ハワイにはサーフィン三昧しに来たとの事。

男惚れする圧倒的なオーラに気圧されながら、ボクは聞いてみた。
「そのバイタリティと成功の秘訣は一体何ですか??」

一瞬すっと真面目な顔つきになったのも束の間、また人懐っこい笑顔に戻ってこう言った。
「それはね、好奇心だよ」

結局それにつきるのだ。

ボクらの多くは大人になるに連れて、好奇心が加速度的に減って行く。
そして、したり顔の評論家になって行くのだ。

そしていざ自分が夢中になれる好きなものを探そうとしても好奇心が枯渇しているので、好きなモノ等見つかる訳が無い。
子供が、すぐに好きなものを見つけて、夢中になれるのは、圧倒的な好奇心を持っているからだ。

今自分がやっている仕事が「好き」な人は幸せだ。
子供のような集中力を発揮することが可能になるから。

もし自分の仕事や生活に「好き」が足りないと思ったら、まず「好奇心」を取り戻そう。

「好奇心」とは「一体これは何だ?」という未知の世界への興味であると言い換えられると思う。

いつもと違う本を読んでみよう、人と会ってみよう、場所へ行ってみよう。
行動によって、未知への興味を刺激して行くのだ。億劫になる気持ちを鼓舞してみよう。
考えずに、動いてみよう。

何でこれはこういう形なんだろう、なんであの人はああいう発想を持っているのだろう。
疑問を感じたら流さず、考えてみよう。
色々いじくり回してみよう。

分からなかったら、聞いてみよう。
Just ask。
知らないのに分かった振りはやめにしよう。

そうすることで、自分の好奇心もきっと息を吹き返す。
そうしたら、自分の「好き」も沢山見つかるはずだ。


そう子供の頃のように。

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