Koy's blog

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2015年1月27日火曜日

ライフチェンジングな経験をする為に必要なこと。

ハワイに住んでいると、様々な価値観やパーソナリティや経験を持った人々と出会う。

それは日本人だけに限らない。メインランドから移住して来た人、スペイン人、ブラジル人、イタリア人、ドイツ人、クロアチア人(ヨーロピアンが多いな。。)

それぞれが持つバックグランドは異なるし、ハワイでやってる事も異なる。

50歳を過ぎてリタイアして大学生をやっている人、メイドインスペインのサンダルを売りに来た人、人生半ばでキャリアチェンジをした人、バルの共同経営者、カメラマン、ハワイに恋してしまって、とにかく移住した人、ハワイに興味が全く無かったけれど、旦那さんがこちらの航空会社のエンジニアの上級職として雇われたから、何も期待せずに来たドイツ人女性など。

まさにダイバーシティなのだが、ある共通項があることに気が付いた。

|ライフ チェンジング エキスペリエンス


彼らの多くが口に出していただけでなく、自分も使っている共通の言葉があったのだ。

それは’Life Changing Experience’

日本語で言えば、「人生を変えるような経験」と言う意味だ。

人がノマドのように目的を持って移動する米国の例に漏れず、ハワイという場所も人の流出入が普通にある場所だ。

元からハワイ生まれでもないのに、今ここに住んでいる人達というのは、何らかの人生を変えるような経験を経て(もしくは経験をする為に)、ハワイにやってくるのだ。

彼らが口々にいう「ライフチェンジングな経験」とは、日本語で書くような大袈裟で人生の一大決心のような響きは実はあまりない感じがする。

むしろ、「先日さ、偶然に品川駅で誰彼に逢ってさ〜」みたいな気軽な感じで皆口にする。

ただ「偶然」を「偶然」と終わらせず、能動的に何らかの意味を見出し、何か新しい行動のきっかけにしようという前向きで、軽快なチャレンジングな姿勢がそこには存在している。

だから同じハワイに住んでいるからと言って、同一の価値観を持っているはずだ、というような考えは意味をなさない。

皆、それぞれの考え方で、ハワイという場所にいるだけだ。

恐らく、昨日の事を忘れ去って、今日を生きる、そして今日よりも明日を見据えて、自分の頭と身体で行動する、みたいなメンタリティだけは共通なのだろう。

そして、そういうメンタリティがなければ「ライフチェンジング」な事はきっと起こらない。

|ホメオスタシスという「ここにとどまろう」という機能

なぜなら人は、何かのきっかけやサインがあっても、本能的にそこに留まろうとする「ホメオスタシス(恒常性)」という機能が働くからだ。
この言葉は聞いた事がある人も多いだろう。

何と言うか、人間の体温調節や水分量、傷を治す治癒力、みたいな、一定の場所に留まろうとする生物学的に本質的な作用で、人間の行動と思考をつかさどる脳みそも同様の作用をするらしい。

例えば何か環境を変えられるようなきっかけがあったとしても、多くの場合はそれに気が付かないか、気が付いたとしても、色々言い訳を考えて現状に留まろうとするような機能というか作用のことだ。


ライフチェンジングな経験、というのは種の保存本能から見たら、避けるべき悪しき問題なのかも知れない。

|意識することで、ライフチェンジングをものしよう

だから、そのきっかけを注意深く見つけたのなら、意識して行動に移さなくてはならないのだ。

自然に委ねていたら、ライフチェンジングな事はきっと起こらない。

仮にきっかけがあっても「ホメオスタシス」がしっかりワークしてくれるので、現状に自分をしっかり留めてしまうからだ。

日本人に限らず現状に不満を持って生きている人は多い。

そういう人達は一様に「決められたレールの上を走る人生はつまらない」と言う。

なので、毎日の生活に刺激を求めて、新しい趣味を探したり、新しいレストランに足を運んだり、どこかでパーティがあると聞くと参加したりする。


そう言う行動や経験は「ライフチェンジング」をもたらすきっかけになるかもしれない。

ただ、そうした行動をフェイスブックにアップするだけで終わってしまったらもったいない。


「ライフチェンジング」というのは、昨日まで自分がいた世界、感じていた価値観から、まるで別世界に飛んで行ってしまうような体験だ。

そういう自分を客観的に面白がるような体験のことだ。

他人から「こうあるべき姿」を期待されて、それをあたかも生まれついての自分だと思い込まされて生きるような人生、人の目を最優先する人生を、自分に取り戻す体験のことだと僕は思う。

だから、現状を突破するには、常にきっかけを探す事が重要だ。
その為には、自分の心の声を意識して聞く事だ。

そして「これだ!」と思ったら、アクションに次ぐアクションを起こす事が重要だ。

「アクションする」ということが、当たり前だと身体と脳みそに再プログラムすることが重要だ。

そうすることで、次第にアクションしていないことが普通の状態じゃないと脳みそが感じるからだ。

その「ホメオスなんちゃら」とかいう機能が「アクション」を起こしてる方が「常態」だと理解するからだ。

僕はこれは経験上、そう実感している。

そうすれば、ライフチェンジングなイベントなんて、世の中にいくらでも転がっている事が分かる。

そうなれば、自分の真の価値観を照らし合わせて、取捨選択することが可能となるのだ。

そして、その帰結として、誰のモノでもない自分の人生を生きることにつながるのだと僕は確信している。

人生を変えるきっかけは、そこかしこに存在しています。
必要なのは、そのきっかけを感じられる自分と、その後のアクションなんだと思ってます。








































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