Koy's blog

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2015年1月23日金曜日

僕を強くしてくれる存在。父親である事を喜ぼう。慈しもう。

そもそも、僕がブログを書こうと思ったきっかけの一つはサラリーマンを卒業して、子供との時間が圧倒的に増えた事。

子育てっていうのは、聞くのと実際にやるのとじゃあ全然違う。
まぁ、一言で言うと大変だ。


|僕は決してイクメンではない。


良く「育児参加するイクメン」、とか言うけれど、「参加」とかいうような生易しいもんじゃない。
子供が産声を上げた瞬間、いや、妻が妊娠した瞬間から「父親」という新たな役割が24時間7日間ずっと続くわけなんです。

「参加する、しない」とか言うような選択の自由はないんです。

だから、当初このブログのタイトルは「イクメンと呼ばないで」というのをサブタイトルに付けていた。

サラリーマンを辞めて、子供との時間を意識して増やし、父親としての自分をリブートしたかったからなのだが、イクメンという言葉から漂う妙にフェミニンでスマートな感じはどうしても好きになれなかった。


今でも思ってます。
イクメンなんていう言葉は糞食らえだ。

「父親」になる。
それが全てだ。

|父親である事を最高に賞賛するスライスオブライフ


父親になるっていうのは、泥臭いし、自分の器の大きさが露呈してしまうし、責任はあるし、ちょっと休みます、というわけには行かない。

それは母親も同じだ。


一方で、今までの人生で味わう事が出来なかったような最高の歓びをもたらすようなことでもある。


日本でもシャンプーから紅茶まで幅広く展開している世界企業ユニリーバがDove Menというブランドで制作したCMが泣ける。


こういうコンテンツのスタイルを「スライスオブライフ」(日常生活を切り取って見せる手法)というのですが、最高です。


古いステレオタイプの「父親像」ではなく、子供の感情に寄り添う今時の父親。

その生活の一コマ一コマを見事にコンテンツ化してパパをヒーローにしています。

リンクから見てみて下さい。



スーパーボールで流れるダヴフォーメンのCMへのリンク。元々は父の日にオンエアしたものの再編集。何が男を強くするのか、というコンセプトが直球過ぎる。

本当に涙が滲んで来て仕方なかった。

僕はこの動画を見たあと、ベッドですやすや寝ている自分の息子の寝顔を見に行った。


|何が男を強くするのか。



君が、初めてジャングルジムに登った時。
気が付いたら一番上まで行ってしまって、急に怖くなってパパを見下ろして言った「パパ。。」の不安げな声。

「大丈夫だよ、ゆっくり降りておいで。パパが下にいるから大丈夫だよ」
君は恐る恐る、それでもしっかりと確実に下に一歩一歩降りて来たね。

初めて浮き輪をつけて海水浴に行ったあの日。
君は、波に乗ることの楽しさを覚えた。
でも、びっくりしたよね。
突然大きな波が来て、浮き輪ごとひっくり返ってしまった時。

パパは、君を抱きかかえた。
君は、大いにむせて、一瞬泣きそうになった。

でも、その時パパは君の顔を見てわざと大笑いしたんだ。
そしたら君もつられて大笑いを始めたね。

そう、パパがついてるから大丈夫。

思い切って冒険していいんだよ。

何があったって君を守るから。

パパは君が生まれるまでは超自己中な男だった。

君が産まれても、生活を変えるつもりはなかったし、きっとそう出来ると思ってた。

赤ちゃんなんてどう対象していいか分からなかったし、ママやバアバに任しとけばなんとかなるだろう、とか思ってた。

そう、世の中のイクメンパパとは大違いだよ。


でもね、初めて小さな小さな生まれたばかりの君を抱き上げた時、パパの身体には電気が走ったような感動を覚えたんだ。

世の中の全てに感謝した。

君を生んでくれた君のママ。

産院の先生とナースの皆さん。

生まれる前に君のママと産院まで乗って行ったタクシーの運転手さん。

産まれた後、急に腹へって肉まんを買った産院前のコンビニの店員さん。
産院の角の交番にいるお巡りさん。

パパとママを生んでくれたジイジ、バアバや全てのご先祖様。


何かありとあらゆる人達に感謝したくなったんだ。


そしてもちろん君にも。
生まれて来てくれてありがとう。

君が僕を父親にしてくれた。

君が僕を強くしてくれる。


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