今さら、Kindleって素晴らしい、などと言ったことを書こうと思って、その前に少しググって見た。
案の定、Kindleのテクニカルなかなり詳細なレビューや、電子書籍端末の頭打ちの記事、はたまた楽天のkoboに対する辛辣なポストなどありとあらゆる情報がネットで踊っていたので、相当怯んでしまった。
ただ実は、先日暇な時にEvernoteにつらつらとKindleへの想いを綴っていたので、そのままボツにするのも憚られ、やけくそでアップする事に決めた。
持ってて良かった、この一台。ホントに。 |
そもそも何でKindle(アプリを含め)の事を書きたいかというと、
例えばあまりにも身近過ぎて、その存在のありがたみに気付かないことってあるよなぁ、と考えていた時に、オレにとってのソレは家族とiPhoneとKindleだと思ったからです。
その3つというのは、自分にとってハンパ無く重要にも関わらず、日常ではうっかり存在ですら当たり前になってしまっているもの。
なおかつ、存在の以前と以降では人生そのものが決定的に違っているという部分で共通している。
結婚して子供が出来たことで、僕の人生は大きく変わった。
カメラも音楽もスケジュール帳も、テレビ電話も、天気予報も、辞書も、そもそもネットがたった一つに凝縮され、手のひらに収まるガジェットなんて昭和生まれには奇跡としか思えない。
そしてKindleは僕の人生にどう影響したのか?
>愛すべき本をブックオフに売らなくても良くなった。
Kindle以前:部屋の断捨離などの機会に断腸の思いで、書棚に鎮座して余裕の顔をしている本を泣く泣くブックオフで叩き売った。
僕にとって値千金な価値を持つ本も、2003年食べ歩きマップみたいな本も、ブックオフの合理的なシステムによって、全てフェアに扱われるのは不憫だった。
>ハワイへ戻る時の、本セレクションの悩ましさからの解放!
Kindle以前:旅行トランクの中に本を入れすぎて重量オーバーというケースがあった。
なので、出発前夜は日本代表を選ぶ監督の気分で、ほとんど徹夜でシミュレーションして本のセレクトを行っていた。
そうやって努力をしてもハワイのアウェーな&ユルい空気では全くページを開く気になれないような本をセレクトしてしまう失敗もあった。
>機内で読む本にバリエーションが圧倒的に増えた為、空港内本屋で焦って本を買う事が無くなった。
Kindle以前:搭乗してから離陸し機内のエンタメがスタートするまでのハンパな時間に読めるような軽い本を空港で買っていた。
ところが、本屋での気分と、機内での気分が全然違い過ぎて「オレは、何でこんな本買っちまったんだろう?」ということがしばしばあった。
>暗闇でもどこでも堪能出来る。
Kindle以前:ベッドに本を持って入って、気が付いたら爆睡ということがほぼ毎回だった。ベッドサイドライトの電気代を無駄にしていた。
>買ってすぐ読める利便性は至福。
Kindle以前:ハワイという離島にいるので、買ったのを忘れる頃に届き、そしてそのままパッケージを開けないで一ヶ月とか経ってしまうことがあった。
上げれば上げる程キリがないKindleの魅力ですが、唯一の難点と言えば、ミステリーを読んでいて、伏線っぽい箇所に戻って確認するのがメチャクチャ面倒な事。
この感覚的にページをパラパラ高速で行えるのは紙に軍配が上がるな、やっぱり。(まぁ、慣れるもんですが。。)
とは言え、ブックオフ通いと徹夜でのセレクションを聞いて哀れに感じこんな愚兄にKindleをプレゼントしてくれた義妹と、ここまでブログを読んでいただいた皆様に感謝します!
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