ギターそのものを嫌いになっちまうかもしれない。
それでもやり続けるんだ。
必ず報われる日が来るから。
Sometimes you want to give up the guitar, you'll hate the guitar. But if you stick with it, you're gonna be rewarded.
(伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリクス)
人生を変える為に、最も苦手なランニングを始めてみた。。
先週からランニングを始めた。産まれた時から走ってたんじゃないか、みたいなアスリートなハワイの友人の後押し&協力があってこそスタートした訳だが。。
まぁ、つらい。
アラモアナビーチパークという、ランナーにとっては理想的なコースを走る訳だが、そういう風光明媚な心地よい潮風と景色を堪能する、みたいな余裕はまるでない。
後半になると、自分の親と同じくらいの歳じゃないか、とか思えるようなオバサンランナーに抜かされるような、そういう感じだ。
本当に俺は続ける事が出来るのだろうか?
そもそも何で俺は走っているのだ?
もう歩いてしまえ!
家に帰って、タバコ吸って、ビールをガボガボ飲め!
それが俺じゃないか!
みたいな葛藤と走っているあいだ中闘っているので、そこがアラモアナでも多摩川の土手でも関係ないような気がして来る。
それでも、いやいや、こんな最高な環境で走れるなんてシアワセじゃないか!と自分の脳みそに言い聞かせて、苦行のようなランを続けることにしたのだ。
この苦行ランニングが僕を何処に連れて行ってくれるかは、全く想像もつかないが、取りあえず継続するのだ。
そうやって今朝も、ランニング用のアプリを起動させて、走る事にした。
波にキラキラ反射する朝日を浴びて、楽しそうに走る他のランナーにがっつり抜かされながら、昨晩見たグラミー賞のことを思い出していた。
「第57回グラミー賞」サム・スミスがすご過ぎた夜。
昨日ロサンゼルスで行われた「第57回グラミー賞」を一家団らんで夕食を食べながら見ていた。普段は子供の教育上テレビを消して会話を楽しみながら食事をする、ということを家訓にしている訳ですが。。
グラミー賞とアカデミー賞とアメリカンアイドルの決勝の場合は例外となり、テレビは付けっ放しにしておくことにしている。
おかげで、ほとんどのメジャーなカテゴリーでノミネートされている、サム・スミス(Sam Smith)というとてつもない新人が、主要な部門で次々と受賞し4冠をかっさらった瞬間を目撃する事が出来た。
5歳の息子も「Stay with me〜〜♪」とか口ずさむくらいにカーラジオを付ければ流れていたこの曲で、ついこの間までバーテンダーをして食いつないで、曲を書いていた青年は文字通りシンデレラボーイとなったのだ。
早くからゲイであることをカミングアウトしていた彼は、受賞のスピーチでも「自分を振ってくれた男性に感謝する。だって君のおかげでこんな素敵な賞を貰えたんだからね」というような事を言っていた。
とても嬉しそうだった。
本当に繊細で音楽を愛している好青年そのものだった。
彼も時が経つと、エルトン・ジョンみたいな大富豪のオバサンみたいな感じになってしまうのだろうか。。(あ、僕は彼の大ファンです。)
継続、継続、継続
今やネットでポチっとやればシングルが速攻で手に入るし、Youtubeでフリーで音楽を楽しめる。
そんな世界でアルバムそのものを100万枚売るというのは、圧倒的な快挙だ。
それも、この間までは無名のシンガーソングライターだったのだ。
今まで、どうやったら世間に受けるのかを考えて曲作りをしていたけど、今回は自分の素に戻って、アルバムを作った、そんな僕を受け入れてくれて感謝する、みたいなことも言っていたとネットの記事で読んだ。
彼を見ていて、ジミ・ヘンドリクスという伝説のギタリストの名言(冒頭)を思い出したのだった。
何かを継続させる事は苦しい、何もかも嫌になって放り出したいこともあるだろう、ただ続けるんだ。
やり続けるんだ。そうすればいつか、報われる日が来るから。
どこかで、「才能の有無と言うのは諦めた人の言い訳である」、みたいなことを聞いた事がある。
全ての成功者というのは、自分が始めたことの「継続」にこだわった人なのかもしれない。
サム・スミスも続けたのだ。
僕も始めた事は続けてみよう。
この苦行ランが楽々ランに思えるまで続けてみよう。
英語と言うと、「stick with it!」。
粘着しろ!みたいなニュアンスだ。
自分をどこまで粘着質に出来るかの挑戦だ。
是非ポチッっと!
0 件のコメント:
コメントを投稿